【完結】ホイクメン!
「ねぇ、優香先生?

さっき彼に何か話し掛けようとしてたよね!?」




「あ・・・、はい。」




実花先生はきっと気付いた。


さっき挨拶に来た新任保育士の事を、きっと私が知っていると。




「彼とはどういう関係?」




ニヤニヤと好奇の目で私の顔を見つめる先輩に、私は思わず本当の事を話してしまった。




「高校時代の・・・先輩です。」




確かに出身校は同じ。


だけど私と信明先輩は、気軽に会話できる程の親しい間柄ではなかった。




1学年彼の方が年上。


そしてその接点は、年に2、3回言葉を交わす程度・・・。
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