【完結】ホイクメン!
「また謝る・・・。

今度はどうした!?

優香は一体、どこまで俺たちの事を知っているんだ・・・?」




信明が不可解に思うのも無理はない。




彼は同じ職場になるまで、私が高校の後輩であると言う事を知らなかった。


そして、当然この一件の引き金となった人物・・・あの夜たまたま助けた女子高生だという事も・・・。




「全部繋がった・・・。

あの時信明が私を無視していれば、きっと葵さんは亡くならずに済んだのかもしれない・・・!!」




胸の奥から込み上げてくる悲しみ。


直接的に関係のない事だと思っていたけれど、最初に種を撒いたのは私だった。
< 321 / 485 >

この作品をシェア

pagetop