【完結】ホイクメン!
「だって准一、子どもみたいにわからず屋なんだもん!!」




そう、彼は理解してくれなかった。


「信明は悪くない」って、私はそう言ったのに・・・。




「優香の方こそ、俺たちの問題に他人を巻き込むな!!」




准一もここが得意先である事を忘れ、カッとなって私に反論してくる。




たしかに友枝を巻き込んだ私は悪い。


だけど、どうしても准一に理解して欲しくて・・・。




「・・・ってかさぁ。」




睨み合う私たちの間に友枝が割って入る。




「みんな仕事しよ?

優香は13時で上がりなんだし、急いで事務時間取らないと残業だよ?」




「あ・・・!!」




友枝の言う通り。


今はまだ仕事中だ。


たまたま准一と遭遇したとはいえ、まずは自分の仕事を終わらせなくては・・・。
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