【完結】ホイクメン!
禁煙席に通され、無言でメニューを眺める私たち。


やや気まずい雰囲気の中、先に口を開いたのは准一だった。




「あの男・・・、お前と同じクラスの保育士だったんだな・・・。」




無言でこくりと頷いた私。




准一に告白の返事をしなければならない。


だけどその前に、ちゃんと信明の潔白を晴らしたいと思っていた。




「6月から一緒に働いてる。

まさかあんな場所で再会するなんて思わなかったけど・・・。」




きっと准一は想像すらしていないだろう。


信明が准一のお姉さん・・・葵さんの夢を担って保育士として働いている事を・・・。
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