【完結】ホイクメン!
「園長室の机に写真が置いてあって・・・。

七夕の笹竹を背景にして写るお前らを見て、正直嫉妬したよ。」




准一は溜め息を吐き、誤魔化すかのようにお冷を一口飲んだ。




ずっと自分の気持ちをひた隠しにして私と付き合ってきた准一。


しかし思いが伝わった今、彼の言動はとても素直だった。




「同僚と付き合うのは面倒だぞ?

第一あの男は、上辺でしか人と付き合えないような奴なんだから・・・。」




准一は気まずい表情を浮かべたまま、信明を思う私の事を心配する。


しかし彼のその思いは誤解なのだと、私は一刻も早く彼に真実を伝えたかった。




でも・・・。
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