【完結】ホイクメン!
「いや・・・、あの。

実は私、信明から聞いたんだよね。

・・・葵さんの事。」




ようやく切り出した本題。


私が“葵”という名前を口にすると、准一は目を見開いて驚きを顕わにした。




「あの男・・・、自分から姉ちゃんの事をお前に話したのか!?」




驚く准一。


彼の中で信明は、お姉ちゃんを裏切り情の欠片も見せない最低な存在だったのだろう。


しかし信明が自ら私に“過去”を話したという事実を知って、今の准一はどう感じているのだろう・・・?




私は彼の問いに頷き、様子を伺いながら1つずつ信明から聞いた事実を准一に伝えた。
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