【完結】ホイクメン!
「どうして・・・?

なんで姉ちゃんなんだよぉっ!?」




思わず声が大きくなる准一。


周辺の席にいた人々が私たちに注目する。




気まずさを顕わにしながら話を続ける私。




誰だって信じたくない。


自分の家族がレイプされ、それを苦に自ら命を絶っていたなんて・・・。




「信明も葵さんも何も悪くないの!!

悪いのは私。

葵さんは、私の代わりに・・・。」




本来は私が犯される立場にあったはず。


だけど信明が私を助けた事で、その矛先が葵さんに向かってしまった。




葵さんはただ信明の事が好きだっただけ。


そして彼女として、ずっと彼の傍にいたかった・・・。
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