【完結】ホイクメン!
―――「一体何を話すっていうんだ?

俺は特に話す事ないんだけど・・・。」




「そっ・・・そんな事言わないで!!

准一、ずっと葵さんの抱えていた事情を気にしてて・・・。

だから、信明の口から話してあげて欲しいんだ!」




―――「嫌だ・・・。」




「そんなぁ・・・!!」




案の定拒否され、この先どう言葉を掛ければいいのかわからなくなった。




信明だってショックを受けている。


葵さんを亡くすきっかけとなった女子高生が、実は同僚として親しくしていた私だったなんて・・・。




昨日信明は混乱したまま私の家を飛び出した。


彼のそんな姿を目の当たりにしていたため、私は信明を強引に言い包める事ができない。




だけど、准一の思いも・・・。
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