【完結】ホイクメン!
「信明さんの部屋は2階の突き当り。

203号室だ。

俺は伝言を任されただけだから先に帰る。

きっと帰りは信明さんが家まで送ってくれるよ!」




私の背中を押そうとする准一。


しかし私は、彼の言動に違和感を覚えていた。




「ねぇ・・・?一体何があったの!?

准一は信明と話して何かを感じたの・・・?

さっきまではあんなに怒ってたのに・・・。」




意味がわからない。


どうして准一は、私を信明の元に置いていこうとするのか・・・?




准一は私の事を好きだと言った。


それなのに今は、信明の事が好きなままの私の背中を押そうとしている。
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