【完結】ホイクメン!
准一は頭を掻き、やや気まずそうにフフッと笑った。




「ま、なんつーか・・・。

お前の言った通り、俺は彼の事を誤解していた訳だ。

姉ちゃんの事で悪く言った事を反省してる。

だから今は、俺が信明さんの力になりたいんだよ。」




信明の力に・・・?


それは一体・・・!?




「どういう事・・・?」




今の信明は私と会いたがっている。


そして、昨日伝えそびれた何かを伝えたくて・・・。




「俺も信明さんも、姉ちゃんが死んだのはお前のせいだなんて思っていない。

だから・・・、早く行ってやって!」




准一の笑顔はどことなく悲しげだ。


まるで、何かを我慢しているような・・・。
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