【完結】ホイクメン!
思わず突き飛ばしてしまった。




感情が昂り、思い切り力を込めて。


大好きなのに、嫌われても仕方がないような言葉が次々と口から飛び出してくる。




「もう止めて・・・!!

いつも信明は私の事からかってばかり!

好きな人がいるのに、どうして私にちょっかい出すの!?

そんな軽い事ばっかりやってたら、背中を押してあげたくてもできなくなっちゃう・・・!!」




例えどんなに信明が悪人でも、チャラくて軽い男だったとしても。


私は絶対に彼の事が嫌いになれないと悟った。




だからこそ辛い。


私の気持ちを見抜き煽るようなその行動。




もしこれが確信犯だとしたら、私は・・・。
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