【完結】ホイクメン!
だからと言って毎回差し入れできる訳がない。
信明先輩は1つ年上。
そして彼と同じ学年にも、カッコ良くて人当たりのいい“信明”を慕う人は沢山いて・・・。
「信明っ!
今日はパウンドケーキ焼いたから、良かったらこれ、サッカー部に持ってかない?」
当然同級生の方が仲がいい。
彼が調理室の窓から顔を出すと、真っ先に話し掛けに行くのは私よりも1つ学年が上の先輩方。
そして彼も、入学してからずっと親しくしている同じ学年の女の子たちとばかり話を弾ませていた。
私の入る隙間なんてほとんどない。
時たま訪れるチャンスを待って、時々話し掛けに行く事はあったけど・・・。
信明先輩は1つ年上。
そして彼と同じ学年にも、カッコ良くて人当たりのいい“信明”を慕う人は沢山いて・・・。
「信明っ!
今日はパウンドケーキ焼いたから、良かったらこれ、サッカー部に持ってかない?」
当然同級生の方が仲がいい。
彼が調理室の窓から顔を出すと、真っ先に話し掛けに行くのは私よりも1つ学年が上の先輩方。
そして彼も、入学してからずっと親しくしている同じ学年の女の子たちとばかり話を弾ませていた。
私の入る隙間なんてほとんどない。
時たま訪れるチャンスを待って、時々話し掛けに行く事はあったけど・・・。