【完結】ホイクメン!
「“この子は障がいを持ってるの”って・・・、女の子のお姉さんが駆け寄ってきてさ。

必死に謝る彼女に、心無い仲間の1人が暴言を吐いて・・・。」




信明の記憶と私の記憶がリンクする。


だけどまだ、確信が持てなくて・・・。




「“障がい児なら、こんな迷子になりそうな場所に連れてくんな”って、あいつ・・・。

最低だよな?

だから俺、そいつに注意しようとしたんだけど・・・。」




みんな清香と私の方を見て笑っていた。


だけど1人だけ、「おい!」と言って彼らを止めようとしてくれた人がいて・・・。




―――彼のその一言に私は勇気づけられた。




悔しい気持ちを抑え、ニッコリと笑顔を作った私。


そして皮肉交じりな言葉を、彼らに吐き捨ててその場を去った。
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