【完結】ホイクメン!
自転車の2人乗りに慣れていた理由。


それはきっと、今日のように彼女と日常的に2人乗りをしていたからなのだろう。




2人乗りに不慣れな私を乗せても、バランスを取りながらスイスイと自転車をこいでいた彼。




どうにか自分をアピールしたいと思っていた。


だけど、気持ちを伝える事はもうできなくなってしまったようだ。




―――やっぱり彼女がいたんだ・・・。




あんなに素敵な人だから。


きっと彼女がいない訳ないと思っていた。




だけど目の当たりにすると、こんなにも辛く切なくなるなんて・・・。
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