【完結】ホイクメン!
「ププッ・・・!!

若いって言っても、私と信明先生は1つしか学年変わらないじゃないですか!」




その発言がとんでもない墓穴だという事に気付かなかった。


彼はやや驚き、首を傾げながらこう私に問い掛ける。




「あれ・・・?

俺、自分の年齢の事話しましたっけ?」




―――あ、ヤバイ・・・。




もちろん彼はそんな事話していない。


私が勝手に彼の個人情報を知っていただけで・・・。




「あ、いや・・・。

聞いてないけど、なんとなく・・・ね?」




笑って誤魔化しこの場を仕切り直す。


信明先生もさほどこの件を掘り下げず、私に付いて調理室の中にも挨拶をしていく。
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