【完結】ホイクメン!
経験の浅い新卒の頃は、わからない事があっても当然だった。


少しずつ子どもたちと共に成長し、私たち保育士も徐々に経験を積んでいく。




今の信明先輩はまだわからない事だらけ。


私たちが当たり前としてこなしている事も、彼にとってはまだ未知なるものなのだ。




少しずつ、実践の中で慣れていってもらうのが一番。


その中で子どもたちが不快に思うような事や心身に傷を負うような事だけは避け、“先輩”という立場で彼の事を見守っていかなければならないのだ。




―――なんだか複雑・・・。




私の中で、信明先生はずっと“先輩”だった。


だけどこの職場の中では、彼は私の“後輩”。
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