addicted to you
「あっっ・・・・・・」




そうそれは

警備員の「あんちゃん」

に道を尋ねる数十分前の出来事



「今日は寒いな」

もう街の景色は茶色い葉が

目立ち始めた頃

朝 晩は冷える頃だ



私は自分のしていた

ロングマフラーを

ふざけて運転している彼に

一緒に巻きつけた


その姿で「あんちゃん」

に道をお尋ねしたのだ



「あったかい?」

「優夏のいい匂いがする」



それだけで私の中で愛しさ

が溢れ出してくる








< 4 / 16 >

この作品をシェア

pagetop