地球を守って!恋するヒーロー
もう一人のヒーロー
犯罪組織との戦いがあったその日の夜。
どうやら私は戦いで、すっかり体力も精神力も使いはたしてしまったらしい。
栄養ドリンクを飲んでも、スタミナのつきそうな肉料理を食べても、体力の回復が追いつかなかった。
それでも、差し迫っている月との戦いがあるので、のんびり休んでいるわけにもいかず。
明日からの訓練に備えるため、御堂先生の医療室で点滴をうつことになった。
隣のベッドには黒人の看護士さんに点滴を打ってもらいながら、焼き肉を上品に食べる犯罪組織のリーダー。
なんで彼がここにいるのかは気になったけど、まずはそれよりも気になったことを御堂先生に聞く。
「他の人よりも、体力の消耗が激しい気がします。
訓練中もだけど、今日だって他の人よりも力を使ってないはずなのに、私だけ異様に体力を消費しているような......」
「君はまだ他のサイキックに比べて、訓練を始めてから日が浅い。そのせいだろう」
そうなのかな。
それにしても、すぐに疲れちゃうような気がするんだけど......。
能力も発動するときとしないときがあるし、私ってもしかして失敗作のサイキック?
どうやら私は戦いで、すっかり体力も精神力も使いはたしてしまったらしい。
栄養ドリンクを飲んでも、スタミナのつきそうな肉料理を食べても、体力の回復が追いつかなかった。
それでも、差し迫っている月との戦いがあるので、のんびり休んでいるわけにもいかず。
明日からの訓練に備えるため、御堂先生の医療室で点滴をうつことになった。
隣のベッドには黒人の看護士さんに点滴を打ってもらいながら、焼き肉を上品に食べる犯罪組織のリーダー。
なんで彼がここにいるのかは気になったけど、まずはそれよりも気になったことを御堂先生に聞く。
「他の人よりも、体力の消耗が激しい気がします。
訓練中もだけど、今日だって他の人よりも力を使ってないはずなのに、私だけ異様に体力を消費しているような......」
「君はまだ他のサイキックに比べて、訓練を始めてから日が浅い。そのせいだろう」
そうなのかな。
それにしても、すぐに疲れちゃうような気がするんだけど......。
能力も発動するときとしないときがあるし、私ってもしかして失敗作のサイキック?