地球を守って!恋するヒーロー
「そうなの?本当に?
初めて聞いたけど」
「試してみる?」
「え......」
私の唇をそっとなぞってから、千明は私の目をじっと見る。
その真剣な表情に、不覚にも胸がドキリとした。マジメにしてれば、......やっぱりかっこいいよね。
「美菜がキスしてくれたら、元気が出る気がするな~」
けれど、その真剣な表情をすぐに崩して、いたずらっぽく笑ったのを見て、ようやくいつもの千明の冗談なんだと気がついた。
ときめいて損した!
よく考えたら、ウソに決まってる。
もしも本当だったなら、今日の戦いの前に男女問わずキスの嵐だったはず。
......こわいから、あんまり想像したくないけど。
「も、もう!ばか!
ふざけてばっかりなんだから。
私よりもリンレイにしてもらった方が元気出るんじゃないの。
千明の大好きなリンレイ様の方が」
「はは、んなことないって。
いつも言ってるじゃん、美菜も可愛いってさ」
冗談だというのに、ちょっとだけ、本当にちょっとだけ。
ドキドキさせられたのが悔しくて嫌味っぽく言っても、またチャラい感じでかわされるから余計にむかつく。
初めて聞いたけど」
「試してみる?」
「え......」
私の唇をそっとなぞってから、千明は私の目をじっと見る。
その真剣な表情に、不覚にも胸がドキリとした。マジメにしてれば、......やっぱりかっこいいよね。
「美菜がキスしてくれたら、元気が出る気がするな~」
けれど、その真剣な表情をすぐに崩して、いたずらっぽく笑ったのを見て、ようやくいつもの千明の冗談なんだと気がついた。
ときめいて損した!
よく考えたら、ウソに決まってる。
もしも本当だったなら、今日の戦いの前に男女問わずキスの嵐だったはず。
......こわいから、あんまり想像したくないけど。
「も、もう!ばか!
ふざけてばっかりなんだから。
私よりもリンレイにしてもらった方が元気出るんじゃないの。
千明の大好きなリンレイ様の方が」
「はは、んなことないって。
いつも言ってるじゃん、美菜も可愛いってさ」
冗談だというのに、ちょっとだけ、本当にちょっとだけ。
ドキドキさせられたのが悔しくて嫌味っぽく言っても、またチャラい感じでかわされるから余計にむかつく。