地球を守って!恋するヒーロー
必要最低限のものしかない部屋で、ミルクティーにたっぷりと砂糖を入れたチャイという飲み物を飲みながら、ネリと話をする。
風力発電所の建設はまだ始まっていないけど、ネリと数人の投資家が資金を出したことにより、構想計画は着々と進行しているらしい。
それと、村に初めての学校が出来たんだ、とネリは嬉しそうに教えてくれた。
「本当にミナもここにきたな。
アキの言った通りだ」
「アキって、千明もここにきたの!?」
チャイを一口飲んで目を細めるネリから思いがけない名前が出たことにより、興奮してつい声を大きくしてしまう。
「昨日出ていったけどな。
村のためにと金だけおいてすぐに出ていった。
俺やミナに合わせる顔がないから、だと」
「そっか......。
すれ違いになっちゃったね」
事情があったとはいえ、千明は私たちをピンチに追い込んだわけだから、顔を合わせづらい気持ちは分かるけど......。
一目だけでも会いたかったな。
だけど、時間が経って、千明の気持ちが落ち着いたら、いつかまた会えるよね?
生きてさえいれば......。
風力発電所の建設はまだ始まっていないけど、ネリと数人の投資家が資金を出したことにより、構想計画は着々と進行しているらしい。
それと、村に初めての学校が出来たんだ、とネリは嬉しそうに教えてくれた。
「本当にミナもここにきたな。
アキの言った通りだ」
「アキって、千明もここにきたの!?」
チャイを一口飲んで目を細めるネリから思いがけない名前が出たことにより、興奮してつい声を大きくしてしまう。
「昨日出ていったけどな。
村のためにと金だけおいてすぐに出ていった。
俺やミナに合わせる顔がないから、だと」
「そっか......。
すれ違いになっちゃったね」
事情があったとはいえ、千明は私たちをピンチに追い込んだわけだから、顔を合わせづらい気持ちは分かるけど......。
一目だけでも会いたかったな。
だけど、時間が経って、千明の気持ちが落ち着いたら、いつかまた会えるよね?
生きてさえいれば......。