海底の王国〈封印編〉
しばらく打つ手もなく、その状態はつづいた。
「…邪気があるうちは、この中には入れんようじゃの〜」
クメカが、冷静に分析する…
「…どう、収拾をつけましょうかね〜姫にずっとああしていられても、困りますし…やっぱり、出て行って頂けませんか?クメカ殿」
「ダメ〜!!」
フレアとユラが、すかさず叫んだ。
「…その心配は無用じゃ…この国の魔法士よ…」
「え…?」
「これは、これは…マジェンタ姫…」
ルドは天井のステンドグラスから、ゆっくりと降りて来る光の玉を見つめ、うやうやしく胸に手を当てると頭を下げた。
「え?このひかりが、ひめなの?」
フレアは、美しく光る白い玉に見とれた。
「この国の姫か…迷惑はかけない…用がすんだら、すぐに出て行く…」
その光はそう、フレアに語りかけた。
「…マジェンタ姫…ビクス王国の末えいをタタリに来たのかの〜?」
光の姿をしたマジェンタ姫の魂に、クメカは話しかけると目を細めた。
「…ほぅ…珍妙なものに、封じられたものじゃの〜?…そうだ…と言ったらどうするのじゃ?」
「…」
「…邪気があるうちは、この中には入れんようじゃの〜」
クメカが、冷静に分析する…
「…どう、収拾をつけましょうかね〜姫にずっとああしていられても、困りますし…やっぱり、出て行って頂けませんか?クメカ殿」
「ダメ〜!!」
フレアとユラが、すかさず叫んだ。
「…その心配は無用じゃ…この国の魔法士よ…」
「え…?」
「これは、これは…マジェンタ姫…」
ルドは天井のステンドグラスから、ゆっくりと降りて来る光の玉を見つめ、うやうやしく胸に手を当てると頭を下げた。
「え?このひかりが、ひめなの?」
フレアは、美しく光る白い玉に見とれた。
「この国の姫か…迷惑はかけない…用がすんだら、すぐに出て行く…」
その光はそう、フレアに語りかけた。
「…マジェンタ姫…ビクス王国の末えいをタタリに来たのかの〜?」
光の姿をしたマジェンタ姫の魂に、クメカは話しかけると目を細めた。
「…ほぅ…珍妙なものに、封じられたものじゃの〜?…そうだ…と言ったらどうするのじゃ?」
「…」