【完結】Re-love 〜二度目の恋はあなたと〜

「それはな･･･嫉妬」


佳祐駕自信ありげに頬杖をついて言った言葉が、健一には理解ができなかった。


「嫉妬？？」


健一の言葉と表情が「理解不能」と出ていたのを見て、佳祐は、プッと吹き出した。


「ぷはっ！お前、ほんま面白いなぁ」


「なに笑ってるねん！」


「だってよ･･･くくく････」


佳祐は、椅子の背もたれに身を任せて、腹を押さえて笑っていた。


―――何がそんなに面白いねん。


「けーすけ･･･」


健一の声色が変わったことに、佳祐の笑いが止まった。


そして、「すまん、すまん」と再び身を乗り出して説明し始めた。


「だから、健一の人気が復活してさ、女の子たちが集まってくるのが、岡崎ちゃんには面白くないんじゃねぇの？」


「それって･･･」


「だから、嫉妬。あの女の子たちに対する嫉妬」


「マジで？」


健一の顔が一瞬にして緩んだ。


―――そうか、嫉妬か・・・あんなに集まってくることに対しての嫉妬か。


この時、健一の中で一つの疑問が生まれた。




「それにしても、なんであんなことになったんや？佳祐、昨日何て言ったんや？」


佳祐の表情が変わった。


―――こいつ、なんか言いやがったな





「それは･･･」



佳祐は恐る恐る、言葉を選びながら、話し出した。