片想いから途中下車
私のいいこと話は続いて……。


「先輩から期待されてるじ、いてっ」


頭に叩かれたような痛みが走り上を見上げた。


「き……」


「ん? 俺がお前に期待したのが悪かったか」


呆れ顔のブルドッ……じゃなくて、滝内センセイ。


「えへへ……」


「『えへへ』じゃないわ、今は授業中だっ」


「はーい……」


陽のやつーっ、逃げやがった。


陽はセンセイの後ろからゴメンのポーズ。


まぁ、ノロケ話してた私のが確実に悪いけどさぁ。
< 20 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop