桃から生まれなかった桃太郎
しばらくすると、大きな男の鬼が母のほうへ近づいてきました。

鬼は親しげに母に何か話しかけました。

母は鬼を見、それに答えました。

鬼も母も笑っていました。

太郎はそれを見て、不思議に思いました。

なぜだか鬼も母も楽しそうに見えたからです。
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