桃から生まれなかった桃太郎
太郎は岩陰に隠れていました。

日が暮れて、鬼たちが立ち去り、

まばらになるまで待つことにしました。

しばらくすると鬼たちは、火を焚き、

鹿の肉や兎の肉を焼いて食らいつき、

酒のようなものを酌み交わしておりました。


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