図書館からはじまる
〜1〜



☆ ☆ ☆


「背高いねぇ」


「大きいねぇ」


「何センチあるの?」


「部活はバレーボール部?」


よく聞かれること。


特に、初対面の人に…


仕方がありません。女なのに、174cmもあれば、こんなこと言われるよ…


小さい頃から大きくて、小学校の卒業アルバムの全員写真で、担任の先生みたいに写ってしまうし…


常に背の順番は一番後ろ…
‘前へ倣え’で、腰に手を当てるのに憧れてた…


電車では、こども料金で乗ると改札で引っかかるし…


靴はヒールなんて履くととんでもない…常にペタンコ靴…


好きになった人は皆、自分よりも小さかった…


数々の落ち込む出来事があり30年、生きてきました。


笹倉瞳子(ささくらとうこ)と申します。


あだ名は、のっぽさんとかのっぽちゃん…一部の人だけど…本当はイヤなんです。


仕事は、地味と言われるけど、図書館司書をしている。


本が大好きで、この職業に就いた。


まだまだ未熟者です。


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