図書館からはじまる



ここは、自分から言うしかない!!


俺は繋いでいた手を離し立ち上がった。


「俺、のっぽさんが好きみたいだ」


「え…」


恥ずかしくて、のっぽさんの顔が見れない…



「私、太田さんより大きいし、可愛くないし、年上だし…」


「そんなの関係ないよ」


全く関係ない。


俺は、のっぽさんの全てが好きなんだ。


「本当に?」


「お、俺はのっぽさ…いや、瞳子の全部が好きなんだ!付き合って欲しい」


「本当に私でいいんですか?」


「もちろん」


俺は座っていた瞳子の手を引っ張って抱きしめた。


「こんな私ですが、お願いします」


OKなのか?


嬉しすぎて、愛おしすぎて、瞳子の唇にゆっくりキスをした。


その後も何度も…


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