図書館からはじまる



明日は、宗輔さんとデート…


宗輔さんから夜に電話がかかってきた。


『瞳子はどこに行きたい?』


『う〜ん…どこかな?』


『どこでもいいよ』


『うん…宗輔さんとならどこでもいいんだけど…一番一緒に行きたいのは、映画行って、ランチして、お買い物…』


実は、私は普通のデートをしたこなとがない…


初めて付き合った人とも、家デートが定番だった。


憧れのデート楽しみだな…


映画は、今流行りのものを希望した。


宗輔さんは、上映時間を調べてくれて、迎えの時間をメールしてくれた。


明日は、初めてのデートだよ…


何着て行こうかな?


するとまた、電話が鳴ってる…


宗輔さんかな?


ん?あ、たえちゃん。


『たえちゃん?』


『瞳子、久しぶり』


『元気だった?』


『うん。元気だよ』


『どうしたの?』


『あ、そう瞳子にご報告です』


『え?何?』


『実は、私、来年の2月にママになります』


『本当に?おめでとう!』


『瞳子?』


『……う、う、嬉しくて…』


私は、嬉しすぎて自分のことのように泣いていた。


たえちゃんは、3年前に結婚して、なかなか赤ちゃんが出来なかった…


不妊治療(たえちゃんは、妊活って言ってた)をしていて、とても辛い思いしていた。


そして、念願の妊娠!!


本当に心から嬉しい!!



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