図書館からはじまる



話は俺以外で盛り上がっていた。


まぁ〜いつもそう、俺は、話を聞いているだけ。


いつの間にか仕事の話になっていた。


「3人は歯科医で、宗輔くんは何してるの?」


「…」


「あっ!こいつ御曹司!」


「「え?そうなの?」」


保!また余計なことを!


俺は、保を睨んだ!


その後から、俺の両隣りには二人の女の子がぴったりくっついてきた。


「あの〜連絡先教えてもらえます?」


一人の子が言った。


「私も教えて!」


「あぁ〜、ごめん!電話…親父から…」


と、立ち上がりその場から離れた。


まぁ〜ウソなんだけど、そうでもしないと、面倒なことになるし…


火炉から少し離れた道に出た。


向こう側から歩いてくる人…


「「あっ!」」


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