図書館からはじまる
薗田さんは、お肉や野菜、魚介類も手際よく焼いてくれた。
「さぁ〜食べてくださいね」
「皆さん、お飲み物どうされますか?」
私が聞くと…
「薗田さんは、ビールですか?私取って来ま〜す!」
と、三原さんがビールを取りに行った。
「多野さんは?」
「じゃあ、ビールで」
「わかりました。取って来ます」
「僕、お茶も欲しいから、一緒に取りに行きます」
と、薗田さんが言った。
「取ってきますよ」
「かなり喉が渇いてて…」
「そうなんですか?」
薗田さんと私は、飲み物を一緒に取りに行くことにした。
「僕、笹倉さんと話がしたかったんです」
「え…そんな…」
「図書館でお勤めなら、もちろん本が好きなんですよね?」
「はい。大好きです」
「お勧めの本なんかありますか?」
「ジャンルとかは?」
「何でもOKです」
なんか、楽しい会話だった。
けど、途中で三原さんが合流した。
「あっ、薗田さ〜ん!私取りに行ったのに!」
三原さんは、薗田さんの腕を持って、離さなかった。
「私、お茶取ってきますよ」
「すいません。笹倉さん」
私は、途中から一人で飲み物を取りに行った。
火炉に戻ると、多野さんしかいなかった。
「あの二人、釣りに行きました」
「そうなんですか?多野さん、どうぞビールです」
「ありがとうございます。たくさんお肉焼けてますよ」
「ですね、たくさん食べましょう」
それにしても、美味しかった!
櫻子さんどうかな?
櫻子さんのチームを見ると、そこには、笑顔の櫻子さんがいた。
いい人いたのかな?