図書館からはじまる
「さぁ〜宝何して遊ぶ?」
「そうちゃんのおうまさ〜ん」
いや〜、宝の笑顔には負けるわ〜!
「よしっ!行くぞ〜」
「キャハハ〜キャッ、キャッ!
もういっかい!もういっかい!」
と、宝の笑い声が部屋に響いた!
次は、本を読んで欲しいとせがまれ、ソファに座り宝を膝の上に乗せ、本を読んだ。
その後宝は、疲れて寝てしまった。
今日は、だいぶ遊んだから寝るの早かったな。
あっ、弘さんに電話しないとな。
『弘さん?宗輔です』
『宗輔くん…やっぱり、そっちに行ってる?』
『はい。宝も一緒に』
『なんか言ってた?』
『いや…何にも言いたくないって…部屋にこもってます…』
『そっか…今からそっち行くよ。
15分ぐらいで着くから』
『はい』
姉は部屋から出てこない。
15分後に弘さんは、到着した。
「ごめんね、二人も厄介になって…」
「宝はいいんですけどね…ねぇちゃんは本当に厄介ですよね」
「厄介な人と話してきます」
「お願いします」
弘さんは、相変わらず優しいな…
それだけ、姉のこと愛してるんだな…
10分ぐらいして、弘さんと姉が部屋から出てきた。
「宗輔、明日宝を半日預かってくれないかな?」
「また?」
「あんたなら何とかなるでしょ!」
「宝が大丈夫なら大丈夫かな?」
「星の台図書館に行ったら、機嫌良くなるから!」
「図書館に?」
星の台図書館とは、最近俺が通っている図書館。
のっぽさんもいるな…
宝は、さっきも本を読んでって言ってたな…