図書館からはじまる



「おばあちゃん、美味しかったよ。やっぱ、おばあちゃんの煮物は美味しい!」


「ありがとう。また、作るね」


「私が作ると、おじいちゃん「まだまだだな」って言うし…」


祖母は、本当に料理が上手。


休みの日は私が、祖母に習って料理を担当する。


けど、なかなか上手くいかない…


祖父は、いつも文句を言いながら、全部食べてくれる。


「じゃあ、私は寝るよ…」


祖母は、いつも寝るのが早い。


21時過ぎには寝る。


私の帰りを確認して寝るので、遅いとウトウトしながら待っていてくれる。


そのかわり、朝が早い。5時には起きて祖父と散歩に行く。


「あっ、おばあちゃん、明日、友達と出掛けるから!8時ぐらいに家出るね」


「ラジャー!グッナイ」


「グッナイ」


祖母は、なんと現在79歳。


79歳には見えないぐらいで、趣味は、散歩と英会話、料理と映画を観ること。


75歳から英会話を習い始めている。


時々、英語を使うのが、とってもチャーミング。


因みに、祖父はテレビに夢中で、今の番組が終わると寝るんだろう。


「さっ、寝るか!瞳子寝るぞ。おやすみ」


「おやすみなさい」


祖父は、囲碁と将棋が好きで、毎日のように碁会所に通っている。


二人とも、バラバラだけど、趣味を持っているから、あんなに若々しく見えるんだな。


私も、お風呂に入って寝る準備だな。


< 9 / 145 >

この作品をシェア

pagetop