図書館からはじまる
「おばあちゃん、美味しかったよ。やっぱ、おばあちゃんの煮物は美味しい!」
「ありがとう。また、作るね」
「私が作ると、おじいちゃん「まだまだだな」って言うし…」
祖母は、本当に料理が上手。
休みの日は私が、祖母に習って料理を担当する。
けど、なかなか上手くいかない…
祖父は、いつも文句を言いながら、全部食べてくれる。
「じゃあ、私は寝るよ…」
祖母は、いつも寝るのが早い。
21時過ぎには寝る。
私の帰りを確認して寝るので、遅いとウトウトしながら待っていてくれる。
そのかわり、朝が早い。5時には起きて祖父と散歩に行く。
「あっ、おばあちゃん、明日、友達と出掛けるから!8時ぐらいに家出るね」
「ラジャー!グッナイ」
「グッナイ」
祖母は、なんと現在79歳。
79歳には見えないぐらいで、趣味は、散歩と英会話、料理と映画を観ること。
75歳から英会話を習い始めている。
時々、英語を使うのが、とってもチャーミング。
因みに、祖父はテレビに夢中で、今の番組が終わると寝るんだろう。
「さっ、寝るか!瞳子寝るぞ。おやすみ」
「おやすみなさい」
祖父は、囲碁と将棋が好きで、毎日のように碁会所に通っている。
二人とも、バラバラだけど、趣味を持っているから、あんなに若々しく見えるんだな。
私も、お風呂に入って寝る準備だな。