秘密が始まっちゃいました。
「次やったら覚悟してくださいよ?査定に響くよう本部長に直談判しますから!」


「望月ね、俺のために一生懸命になるヒマあったら、世話焼けるカレシ探しなさい」


「そーいうのセクハラに当たるんですよ?さすが、旧時代的営業マン。言うことが違う!」


「あー、セクハラかぁ。何、喋っていいかわかんねぇ時代だなぁ~」


荒神さんからしたら、総務の女子がひとり騒いだところで何も変わらないと知っているのだ。

如何せん、営業部隊というのは総務をなめている節がある。
対外で戦う彼らには、総務の私たちが味方相手に社内で戦う姿がくだらなく映るのだろう。

しかし、私は私の仕事を貫くのみ!

年上だろーが、社歴は私の方が上。
ルール無視男は全力で否定致す!!

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