秘密が始まっちゃいました。
「荒神さんと私、付き合ってるの」
「なんですか、ソレ……」
彼女の声に怒りが宿る。そりゃ、そうだ。
誰だって怒る。私だって怒る。
「待ってくれ、羽田。俺が全部悪いんだ」
ここにきて、静観を決め込んでいた荒神さんがようやく立ち上がった。
私を守るように前に進み出る。
今まで何してた!!遅いんだよッ!!
「俺が日冴に好きだって告白したのはゆうべなんだ。おまえにはきちんと言うつもりだったのに、こんな形で知らせてしまってすまなかった」
「荒神さん……どうして?」
羽田さんが憎しみとも悲しみともつかない表情で荒神さんを見据える。
「恥ずかしい話、羽田の存在がきっかけだったんだ。おまえの好意は気付いていた。だけど、それに応えられない自分にも気付いたんだ。俺にはずっと好きな女がいて、彼女に気持ちを伝えなければいけないって、おまえの存在がそう思わせてくれた」
「なんですか、ソレ……」
彼女の声に怒りが宿る。そりゃ、そうだ。
誰だって怒る。私だって怒る。
「待ってくれ、羽田。俺が全部悪いんだ」
ここにきて、静観を決め込んでいた荒神さんがようやく立ち上がった。
私を守るように前に進み出る。
今まで何してた!!遅いんだよッ!!
「俺が日冴に好きだって告白したのはゆうべなんだ。おまえにはきちんと言うつもりだったのに、こんな形で知らせてしまってすまなかった」
「荒神さん……どうして?」
羽田さんが憎しみとも悲しみともつかない表情で荒神さんを見据える。
「恥ずかしい話、羽田の存在がきっかけだったんだ。おまえの好意は気付いていた。だけど、それに応えられない自分にも気付いたんだ。俺にはずっと好きな女がいて、彼女に気持ちを伝えなければいけないって、おまえの存在がそう思わせてくれた」