秘密が始まっちゃいました。
私は今日も朝イチの作業中だ。
社長の好きなコーヒーとお茶菓子を持って、新聞を抱えて、社長室に向かう。
社長の秘書室というものがないので、総務が秘書仕事を兼任することもしばしば。
「望月くん、ありがとね~」
木月社長は、てっぺんの禿げ上がった白髪頭のおじさま。
一代で会社を起こした切れ者のはずなのに、社長室でラジオ体操をする姿は、その辺のお父さんって感じ。
「亀屋のブランデーケーキか、いいねぇ。今度、和菓子が食べたいなぁ」
「生菓子は朝イチではご用意できないんですよ」
私は社長相手にも気楽に答える。
「じゃ、今度午前中に買いに行っていいよー。僕、外出許可出しちゃう。望月さんと総務の女の子の分は一緒に買っていいからね」
「了ー解しましたー!」
社長の好きなコーヒーとお茶菓子を持って、新聞を抱えて、社長室に向かう。
社長の秘書室というものがないので、総務が秘書仕事を兼任することもしばしば。
「望月くん、ありがとね~」
木月社長は、てっぺんの禿げ上がった白髪頭のおじさま。
一代で会社を起こした切れ者のはずなのに、社長室でラジオ体操をする姿は、その辺のお父さんって感じ。
「亀屋のブランデーケーキか、いいねぇ。今度、和菓子が食べたいなぁ」
「生菓子は朝イチではご用意できないんですよ」
私は社長相手にも気楽に答える。
「じゃ、今度午前中に買いに行っていいよー。僕、外出許可出しちゃう。望月さんと総務の女の子の分は一緒に買っていいからね」
「了ー解しましたー!」