秘密が始まっちゃいました。
あー、絶対有り得ないと思いつつ、心が晴れない!
そして、私のはっきりしない恋心は余計に混迷する。
面と向かって聞く勇気もないままに、再び週が明けた。
月曜の朝、社内のネットワークを確認する。会議室の使用許可申請がきていた。
社内施設の使用許諾は総務の仕事だ。大抵、空き状況をネットワーク上で確認して申し込んでもらい、私がチェックし許可する。
ふたつあるうちのひとつの小会議室を11時から一時間。
使用許可申請者は……荒神さん?
普段は絶対こんな申請しないくせに。勝手に使って、私に怒られるくせに。
どうして今日だけ?
すると、スマホにメッセージが入っていることにも気付いた。
5分前、荒神さんからのメッセージだ。
『11時に小会議室1で』
私に申請して、私を呼び出す。
これは……、いよいよかもしれない。
*****
そして、私のはっきりしない恋心は余計に混迷する。
面と向かって聞く勇気もないままに、再び週が明けた。
月曜の朝、社内のネットワークを確認する。会議室の使用許可申請がきていた。
社内施設の使用許諾は総務の仕事だ。大抵、空き状況をネットワーク上で確認して申し込んでもらい、私がチェックし許可する。
ふたつあるうちのひとつの小会議室を11時から一時間。
使用許可申請者は……荒神さん?
普段は絶対こんな申請しないくせに。勝手に使って、私に怒られるくせに。
どうして今日だけ?
すると、スマホにメッセージが入っていることにも気付いた。
5分前、荒神さんからのメッセージだ。
『11時に小会議室1で』
私に申請して、私を呼び出す。
これは……、いよいよかもしれない。
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