俺様な数学教師に初恋しちゃいました。



「先生……」



どうしていいかわからずにそのままでいると、そっと先生の腕の力が抜けた。



あたしたちは近距離で向かいあう形になった。



ふたつの視線が空中で交差する。



「んー、そうだ。その先生ってのもなんかなぁ……」



神谷先生はさっきの弱々しい雰囲気を消しさり、いつものような俺様的な雰囲気をただよわせていた。



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