俺様な数学教師に初恋しちゃいました。



「あたしの好きな人? そんなの気になるの?」



「う、うん……だって、親友の好きな人だし……」



逆に今まで思わなかったほうがおかしかったのかもしれない。



言うと、美織ちゃんはふふっと笑った。



「じゃあ、言っちゃおうかな? まあ、あたしの完全なる片想いなんだけど……」



美織ちゃんはそっとあたしの耳もとに口を近づけ、ささやく。



あたしもよく知ってる男の子の名まえ。



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