俺様な数学教師に初恋しちゃいました。



「ううん、なんでもないよ」



そう言ってあたしは、できるだけ元気に笑った。



こうくんがあたしを心配してくれているのは、すごくわかる。



だけどあたしはなにも話すことができない。



ごめんね。



きゅっ、と胸がしめつけられるような感じがしたときだった。



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