俺様な数学教師に初恋しちゃいました。



キス、だよな?



「し、白川……」



どうしてこんなことを?



思っていると、彼女は口を開いた。



「……もうわたし、先生を諦めます」



白川はいつもの落ち着いた表情で言った。もう、さっきまでの涙はない。



「先生はわたしを好きになってくれないもの。当分はムリかもしれないけど、ちゃんと忘れます」



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