俺様な数学教師に初恋しちゃいました。



そこに、白川さんはいた。



屋上のフェンスを背にして座り、もたれかかっている。



しかも、ひとりですすり泣きながら。



「白川さん……」



「……間宮さん?」



どうしてあなたがここに、と言いたげに白川さんが呟く。



あたしはなにもことわらず、白川さんの隣に座った。



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