俺様な数学教師に初恋しちゃいました。



だけど……先生を、「とっても優しい人なんだな」と感じたことだけは覚えている。



先生は最後までプリントをまとめる手伝いをしてくれた。



きっと、先生だってたくさん仕事があったはずなのに。



……いつもわたしに「手伝うよ」なんて声をかけてくれる人はいなかった。



だって、みんなの瞳に映るわたしは「完璧な優等生」だったらしいから。



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