俺様な数学教師に初恋しちゃいました。
◆事故-慎二side-
《慎二side》
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いつものように歴研の部室に向かうと、既に白川がいた。
白川は真剣な面持ちで書類を見ていた。おそらく生徒会の資料だろう。
歩いてくる俺に気づいたのか、白川はこちらを向く。
「こんにちは、先生」
白川は長い髪を小指でかきあげ、微笑んだ。
「ああ、こんにちは。……まだみんな来てないんだな」
歴研の部員は6人。あと5人もいない。