Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
セージはあれから…

前よりも激しくアタシを求めてくる。



「セぇ…ジっ、…も、ヤバ…っっ!」

まるで執着するみたく、何度も…




「どーしたんだよ、最近…」

「…なんが?

こんなに惚れたらダメか?」



バカ!

そんな事言われたら…ヤバイ!


「嬉しいけど…

なんか思いつめてんのかって、心配になんだろ?」

そう言った途端…

アタシを引き寄せて、強く抱きしめてきた。


「苦しいって…!」

「咲陽!
俺、絶対お前を離さない!」


「セージ…」



すごく、嬉しい言葉なのに…


なんだか複雑な気分だ…。





「咲陽、盆休みだけどな…」


身体を絡めて、優しく髪を撫でられながらのピロートーク。


「俺んトコ初盆が重なって、一緒に過ごせそーにないんだ。

咲陽は地元に帰んないのか?」


「…

ん、今年は帰んねーよ…」


つか、ずっと帰ってねーけど…


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