Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
「咲陽?、お疲れ!」
明るいトーンの第一声。
仕事が終わんのを見計らってかけた電話で…
絡みがなくても、ちゃんとダチな態度で接してくれるナオ。
「ナオ…!
アタシが倒れた時、
助けてくれたんだろ!?」
「…
なんだよ、急に…?
ちょうどその場に居たから、当然だろ?」
「けど!
ずっと側に居て…
手…
握ってくれてたんだろ…?」
確かめるように、問いかけた。
「それは…っ!
…ごめん、
すげぇ心配だったから…」
動揺するようなナオの声。
ナオ…
ー尋常じゃないくらい取り乱してたから一
ーそりゃあもう、ありえないくらい心配して…ー
なんでそんなに心配してくれんだよ…!
そんなんじゃアタシ…
忘れるどころか、もっと…
もっと好きな気持ちが溢れてくだろ!
「ありがと…
でもなんで言ってくんなかったんだよ…?」
「なんでって…
重要な事じゃないだろ?
咲陽が元気になったんなら、それでいい」
明るいトーンの第一声。
仕事が終わんのを見計らってかけた電話で…
絡みがなくても、ちゃんとダチな態度で接してくれるナオ。
「ナオ…!
アタシが倒れた時、
助けてくれたんだろ!?」
「…
なんだよ、急に…?
ちょうどその場に居たから、当然だろ?」
「けど!
ずっと側に居て…
手…
握ってくれてたんだろ…?」
確かめるように、問いかけた。
「それは…っ!
…ごめん、
すげぇ心配だったから…」
動揺するようなナオの声。
ナオ…
ー尋常じゃないくらい取り乱してたから一
ーそりゃあもう、ありえないくらい心配して…ー
なんでそんなに心配してくれんだよ…!
そんなんじゃアタシ…
忘れるどころか、もっと…
もっと好きな気持ちが溢れてくだろ!
「ありがと…
でもなんで言ってくんなかったんだよ…?」
「なんでって…
重要な事じゃないだろ?
咲陽が元気になったんなら、それでいい」