Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
「誕生日のリクエストなんだけど…

すげー公私混同なモノが欲しんだ…」

部屋でセージに電話をかけた。


「公私混同?
まぁ、なんでもいーぞ?」


「実はさ…

アタシ家出してて、4年振りの帰郷だったんだ。

で、親が誕生日祝いたいっつってんだけど…

仕事、3日くらい休めないかな?」



少し沈黙して…

「いーぞ。

正直、最初の誕生日だから一緒に居たかったけど…
まぁ、しっかり親孝行しろな?

仕事の事は気にすんな。

つっか、事情話してくれてありがとな」


「セージ…

アタシこそありがと…」








「休み取れた?」

「ん、マユキはどーする?」


「ま、乗りかかった舟だから…
あたしも残ってあげる。

それにしてもさ…」

和やかな顔で話始めた…


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