Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
「だったら なんだよ?」

クソ〜、恥ずかしい!
恐るべし幼馴染だな…


「きめぇ…
ストーカーか?」

「そんなんじゃねーよ!
ちゃんとオトコいるし」


「あ?、マジか…」

不可解な顔のトモカズ。



イミフだって、わかってる。
けど…

ナオのおかげで帰郷したワケだし…
勇気もらいたくて持って来たんだ。



「ま、いーけど。

で、アンタ名前は?」

アタシの話をサクッと打ち切って、
トモカズはマユキと話し始めた。





それから少しして運ばれた蕎麦は、
なんだコレ!ってくらい激ウマで…

感激するアタシ達を、トモカズは無邪気に喜んでた。


今までエラそーなカンジだったのに、子どもみたいにハシャいでて、なんか可愛い。

急に親しみが湧いてきた。



そして食後の一服。
禁煙はどこへやら…


「煙草もパラメンかよ…」

皮肉っぽく突っ込まれる。


「うっせーな、トモ!
アタシの勝手だろ!」

「なに(名前)短縮してんだァ?
つか、てめぇはサヤオだ!
男みてぇな口聞きやがって」


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