Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
それに…
ー「命 投げ出さないのは、当然だろ?」
ー
そう…思うよな…
「おい、(続き)いーか?」
トモの声で我に返る。
「あ、ごめ…」
トモは意味深にアタシを見ながら続けた…
「親父さん、小さな会社起こしたばっかで借金とかあって…
お袋さん、それ背負いながら尚の事育てて…
アイツはすげぇビンボーな生活んなって、いつの間にかイジメのターゲットになってた。
けどアイツは怯まなかった…
相手が何人でも、何度負けても、立ち向かってった」
「アンタは助けなかったの?」
マユキが口を挟んだ。
「そりゃ、目にした時は助けたけどな…
俺はガキ大将的なタイプだったから、
尚ばっか構ってらんねかったし…
でもアイツは立ち向かい続けて…
そのうち誰にも負けなくなった」
ー「ナオって負けず嫌い?」
「どーだろ?
…でも自分には負けたくないかな」ー
きっとナオは、自分と戦ってたんだ…
ー「命 投げ出さないのは、当然だろ?」
ー
そう…思うよな…
「おい、(続き)いーか?」
トモの声で我に返る。
「あ、ごめ…」
トモは意味深にアタシを見ながら続けた…
「親父さん、小さな会社起こしたばっかで借金とかあって…
お袋さん、それ背負いながら尚の事育てて…
アイツはすげぇビンボーな生活んなって、いつの間にかイジメのターゲットになってた。
けどアイツは怯まなかった…
相手が何人でも、何度負けても、立ち向かってった」
「アンタは助けなかったの?」
マユキが口を挟んだ。
「そりゃ、目にした時は助けたけどな…
俺はガキ大将的なタイプだったから、
尚ばっか構ってらんねかったし…
でもアイツは立ち向かい続けて…
そのうち誰にも負けなくなった」
ー「ナオって負けず嫌い?」
「どーだろ?
…でも自分には負けたくないかな」ー
きっとナオは、自分と戦ってたんだ…