Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜

「いいえ…

深い愛情がなければ成人式なんて思いつかないし、実行出来ないわ…

それに…
あの写真を見ればわかるわ」



そんなふうに言われて…

胸が熱くなって、言葉に詰まった。



「それに、
何があったかは解らないけど…

咲陽を救ってくれて、ありがとう」


「え…っ？なんで…
咲陽がそう言ったんですか！？」


「…そうよ？
あなたの事を"救ってくれた人"だって…

それに今回帰って来たのも、あなたのおかけだって言ってたわ」



咲陽を傷つけて、
最終的に追い込んだオレを…

今でもそう思ってくれてた事に驚いた。


それに…
帰って来たのが、オレのおかげ？

なんでだ？


確かにずっと心配してたけど…

咲陽はそれを、ちゃんと心に留めてくれてたのか！？



ヤバイ…オレ…


嬉しくて、愛しくて…
たまんないくらい切なくて…

身体(瞳)から、心から…


想いが溢れだしそうだ！