Stray Love II 〜ナミダの軌跡〜
日曜日…
ドライブデートの途中、海辺に降りた。


「気持ちいーな!
クラゲいなかったら、泳ぎたいくらいだ」


「いーね、咲陽の水着姿!
来年は泳ぎ来よーな。

その前に…今は昼メシ行くぞ」


「あ、セージ!ここで食おーぜ…

サンドイッチ作って来たんだ」


セージはキョトンと固まってる。

料理とかしないと思ってたか?


アタシは荷物からサンドイッチBOXを取り出して、セージの前に広げた。


「ほら、エビチリサンド!
チーズ入りもあるし、他にも…

あ、水筒も用意してんだ!エライだろ?」


途端に、セージがアタシを抱きしめた。

「知らねぇからな…」

「セージ?…」


「こんな惚れさせて、知らねぇぞ…?

自分でも怖いくらい、お前が好きだ」




胸がぎゅっとなる…



アタシだってセージが好きだ。

だけど…


セージだけを見れたら、よかったのに…


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